日記

2Backseminar010年8月27日
最近、ドイツには珍しい暑い日が続いています。8月の末にサンダルが履けるようなことは、これまで10数年間でかつてあったかどうか??というくらいで す。それにしても、ほぼ4ヶ月ぶりの更新とは情けない…。8月上旬の、薪窯パン焼きツアーも無事終了しました。何とか満足して帰って頂くことが出来たの で、私も大満足でした。今後も、薪窯パン焼きの伝統と感動を伝えるべく頑張っていこう、と決意を新たにしました。冬のパン研修ツアー、募集開始しています!

先日、娘と市場の八百屋さんで買い物した所、突然「お嬢ちゃん、にんじん食べる?」と聞かれました。娘に代わって、「はい!」と返事すると、にんじんの山から一つとってエプロ ンでキュキュッと拭いて「どうぞ!」。子供はそれをポリポリっとおいしそうにかじるのです。日本のにんじんを想像するとギョッとするかもしれませんが、こ ちらのはかなり小型で、大人の親指よりちょっと太いくらいしかありません。私が子供の頃は、にんじん嫌いだったのですが、うちの娘を含めてこちらの子供は にんじんが大好きなようで、乳児の離乳食にも子供のおやつにも欠かせないのがにんじんなのです!

娘の言葉はますます上達しました。ドイツ語、日本語の両方で1から10まで数えられるようにもなりました。しかし、何でも恐ろしいほど覚えます。一 回言ったら、もう頭に入ってますから、変な事をうっかり言わないように油断は禁物です。その記憶力は、本当に羨ましいくらいです。私ときたら、買い物に行 くのに買い物メモを書いて、スーパーでそのメモを忘れたことに気付く始末。しかも、そんなことがしばしばで…。

8月30日から2週間、旧友を訪ねて北ドイツ方面と、そして義父母宅への休暇旅行に出掛けます。しばらく仕事もお休みです。私にとっては、義弟や義父母などにベビーシッターしてもらえるのが何よりうれしい”夏休み”です!


2010年5月4日
 日本はGWも終盤ということですが、お天気はどうなんでしょうか?こちらは、先日からまた冷えて寒くなりました。今朝は7度で、日中も12度にしかなりま せんでした。早く暖かくなって欲しいものWeinheim Holzofenです。せっかくふくらみ始めたライラックのつぼみも、凍えているようです。今年の夏に、ドイツの伝統的な薪窯を 使った製パン研修プログラムを開催することになりました。麦畑で麦が育つところから、麦を粉にし、薪を拾い、パンを焼くという行程を 全て見学・体験していただく「パン作りの原点に触れる旅」です。私が大好きで、そして大切に思っている「ドイツのパン作りの伝統」をたくさん見ていただけ たらと思っています。興味のある方はこちらをどうぞ。
写真は、最近行ってきたドイツのパン業者団体の勉強会での一コマ。テーマが薪窯で、ドイツの業界人の関心もますます高まっているんだなーという感じです。

ハンナ語録:
すべだらい(すべり台)、てびり(テレビ)、ままがい(ドイツ語でオウムは Papagai ぱぱがい → パパがい → ママがい たった一度の言い間違いでしたが、分かった時には思わず「クスッ」でした。)、えあめらーで(ドイツ語でいちごは えあどべあ Erdbeer +ジャム まるめらーで Marmelade → えあどべあまるめらーで )
言葉はどんどん増えて、かなり難しい長い単語でもすぐ覚えてしまいます。ある時、2歳にもならない彼女にベストなタイミングで「残念ながらー」と言われた 時には、何というかおかしいやら感心するやら言葉がありませんでした。最近は有りとあらゆるものを指差して、「何だ?」と質問攻め。余りに意表を突いたも のまで指差すので、答えに困ることもしばしばですが、「どうして?」と聞くようになるともっと大変なんだろうなーと思う今日この頃です。


2010年4月6日DLG Zertifikat
  イースターの4連休はお天気もそれ程良くなかったので、散歩以外はどこにも出掛けず、普段の週末と変わらずゆっくりした休日を過ごしました。今朝はマイナ ス3度ま で冷え込んでいましたが、素晴らしい快晴になりました。午後は娘を連れて、公園でのんびり。青い空を見ると元気が出ますね。カフェはどこも満席でしたし、 アイスクリーム屋さんは長蛇の列。いよいよ春の到来です!あさって木曜日から義父母と義弟が訪ねてくるので、仕事を片付けたり準備やら何やらで明日も大忙 しになります。

 先日DLG試験の結果が届き、何とか合格することが出来ました。やれやれほっとしましたー。自分の点数以外にも、平均点や最高点などの 発表もあり、自分はそんなに優秀な成績で合格したのではないことが分かりました。(本当に難しかったんですよ!)そして、かなりたくさんの人が試験に落ち たことも分かって、つくづく「通って良かったー!」の気分です。だって1000ユーロ近くも掛かったんですもん。今後は、DLGの品評会に参加して経験を 積んでいくつもりです。


2010年3月23日

ドイツもやっと、春らしい気候になってきました。ドイツやヨーロッパにお住まいの方には、この「やっと」という意味がお分かり頂けるかと思います が、本当に長くて厳しい冬でしたー。こんなに雪が降ったのは、最近では珍しいことでした。暖かい春と暑い夏を、存分に満喫したいものです!

パリ訪問からは、無事に帰って来ました。日本人職人さんは、残念ながら台湾人の方に敗れてしまいましたが、職人の皆さんの素晴らしい作品を見れたの で大満足でした。予想通り時間もなくて、メッセ以外は辛うじてエッフェル塔を見ただけに終わりました。友人からパンやさん情報ももらっていたのですが、私 はあまのじゃくなので、流行っていると聞くと余計に行きたくなくなる質なのです…。特急列車TGVは本当に便利で、しかも安かったので、パリにはまたぜ ひゆっくり行ってみようと思います。

SensorikSeminar先週の水曜日から、2泊3日で北ドイツのDetmoldという町に行ってきました。初めて訪れたのですが、木組みの家々が立ち並ぶ美しい町でした。ドイツにも、まだまだ私の知らないいい所があるとうれしくなりました。その町で、念願だったDLGのSensorik Seminarを 受けてきました。ドイツ農業協会の主催するセミナーで、パンの官能試験検査員研修+試験でした。これに合格すると、DLGの品評会などでパンを評価する資格が正式 に与えられます。とても難しかったので、合格したか気になります。参加費が非常に高いので、落ちたらかなり痛いです…。イースターまでには発表されるとのことです。(写真はその研修の様子。) 
今年の夏のドイツパン研修、詳細はまだですが案内を出しました。

ハンナ語録:単語が、段々文章になって来ましたが、「乗んの darauf (その上に)!」、「お水 trinken(飲む)!」など、時々ドイツ語と日本語が混じっているのはご愛嬌です。


2010年3月8日

hinagashi明日から、パリに一泊二日で一人で行ってくる予定です。Europainと いう製パン・製菓メッセ見学のため、そしてそのメッセで開催される、世界製パン選手権(Bakery Masters)に出場されている日本人職人さんを応援するためです。たまたま仕事で知り合った方なのですが、ぜひ頑張ってほしいものです。10日最終日 の発表が楽しみです。パリは初めてなのでちょっとドキドキしています。私は方向音痴なので、何事もなく上手く行くように祈るばかりです…。特急電車TGV でドイツのシュツットガルトから3時間半。今は便利になったものです。

今年のおひな祭りは、娘にこわされるのを避けてせっかくの雛人形も出さず仕舞いでした。写真の日本人のお客さんから頂いた雛菓子、そして雛あられでお祝いしました。日本のお菓子って、パッケージも含めて本当に美しくて繊細ですね。


2010年2月10日

先日、Stuttgartで開催されたIntergastraというホテル・レストラン関係の食品メッセに行ってきました。娘をバギーに乗せて連れ て行ったので、そんなに時間を掛けて見ることはできませんでしたが、大昔の研修生時代のChefin、同僚達、それに昔の会社の同僚にも久々に再会出来た ので大満足でした。(電車に乗ったり、たくさんの電車を見たので娘も満足したようでした。)食品関係のメッセに行くといつもそうなのですが、私一気に食欲 がなくなってしまいます。大柄なドイツ人の中でも特に太った人たちが、片っ端から試食 にかぶりついているのは何というか見るに耐えないものがあります。しかも、今回は特にインスタント加工食品のオンパレード!!私にとって食べるということ は、味わって堪能してその時を楽しむことなので、メッセ会場内で立ち食いでむしゃむしゃ食べる気が全くしないのです。結局、帰ってきて家で食事を作って食 べました。このメッセから腹ぺこで帰ったのは私ぐらいかも?!今、とても気になるキーワードはスローフードです。スローベーキング(ゆっくり時間を掛けて、添加物を使わずにおいしいパンを作ること)も含めてですが、自然にじっくり手間を掛けて作ったいい素材のものを、ゆったりとした気分で大切に味わうって、尊いことだなとつくづく思います。
今年の夏に、ドイツでの薪がまパン研修を計画中です。スローベーキングの原点ともいえるパン焼き体験を、一人でも多くの日本人職人さんに経験して欲しいと思っています。ご期待下さい!


2010年1月11日

新年明けましておめでとうございます。健康で幸せな、そして充実した一年でありますように!今年もよろしくお願いします。

クリスマス休暇から戻ってきて、家族みんな順番に風邪を引き、予定していた大晦日のパーティーもキャンセルして寝て過ごしました。さらに、私は風邪 をこじらせて、ようやく元気になりつつある所です。あーあ。新年の雰囲気も全くなし…。健康って、本当に大切ですね。今年は、もっと運動して健康的に太り (筋肉を付ける)、元気で過ごすのが目標です。

私が病気で寝込んでいたとき、枕元に来た1歳8ヶ月の娘に聞きました。
パパは何してるの?「りょうり」
何作ってるの?「ずっぺ(スープ)」
スープには何が入ってるの?「にんじん」
他には?「にんにく」
何か、本当に全部分かってるみたいです。私に話すときには日本語、というルールはまだきちんと分かっていないようで、ドイツ語も混ざっています。彼女の言 いたいことも分かるのは、本当に楽になりましたが、汚い言葉もなんでも覚えてしまうのでうかつな事は言えなくなってきました。
ハンナ語録:てんとんと(テントウムシ)、ねーまん(シュネーマン、雪だるま)、さみり(サラミ)、もにょ(おむつ)


2009年12月19日

あっという間にもう十二月。ドイツはすっかり寒くなりました。今夜はマイナス15度まで冷え込んでいます。クリスマス前にこんなに寒くなったのは、 久しぶりのような気がします。「ホワイトクリスマス」というと聞こえはロマンチックですが、寒いだけでなく滑って転びやすかったり延着があったり、渋滞が あったり、現実は(ずっと家に居る場合を除いて)全くロマンチックでもないんですよね…。

最近は、1才7ヶ月になる娘のイタズラもひど くなってきて目が離せません。彼女に振り回されて、一日一週間があっという間に過ぎ、気がついたら数ヶ月過ぎているというのが現状です。彼女はドイツ語も 日本語もごちゃ混ぜでおしゃべりしていますが、なんでも私の真似して言うので、私の汚い日本語に自分で驚いています。「あかん」とか「見んの」とか、思い 切り大阪弁です。ちょっと反省ー。

私たちは、例年通り義父母宅でクリスマスを過ごす予定です。6時間近く電車で移動するので、その間娘が我慢できるか心配ですが…。

皆さん、くれぐれもお身体に気をつけて、楽しいクリスマスをお過ごし下さい!

Merry Xmas!


2009年9月2日

in Zoo

先日(と言ってももう2週間前になりますが)、娘を連れて初めて動物園に行ってきました。StuttgartにあるWilhelmaと いう動物園です。この辺に住んでもう長いのに、まだ一度も行ったことがありませんでした。近くに住んでいる、パンマイスターのAさん一家(ドイツ人の旦那 さんと2歳のJちゃん)と待ち合わせをして一緒に行くことにしました。混雑と暑さを避けて日曜の朝9時過ぎに集合したのですが、もうそれでも暑くて日焼け 止めを塗って汗だくでの見 学となりました。何だか動物が可哀想な気がして、動物園というものが私は元々好きではないのですが、この動物園は広々していて緑があふれていて美しい所で した。散歩だけでも楽しめそうな感じです。娘をバギーに乗せていると、位置が低すぎて彼女によく見えないので、途中からまたDidymos(抱っ こ紐)が大活躍でした。人生で初めて象やキリンを見たときのことなんて、自分では全く覚えていませんが、かなり衝撃的な体験だというのが想像出来ました。 というのは、娘は動物を実物で見て、しばしば絶句していたからです!?絵本でしか見たことがない動物たちと、実物が頭の中で一致するのだろうかと心配しま したが、しばらくするとベビーサインで動物のサインをしては大興奮していました。意外と分かるもんなんですねー。

個人的に非常に関心のあるテーマ「子供の虐待防止」に関して、さらに厳しい法律の制定と、その防止体制の強化を求める運動にオンライン署名により協力出来ます。子供たちの悲しい死を無駄にしないようにぜひ行動して下さい!ここをクリックして下さい。DV被害の防止に関する署名はこちら。(数分で簡単に署名出来ますのでご協力下さい。)

ドイツ語と日本語、更新しています。ベビーサインや言葉の発達などの事を書いています。


2009年8月13日

gaerkorb

8 月も半ばですね。こんなに長い間更新していなかったとは…。日本からの友人の来訪があったり、家族の来訪予定が新型インフルエンザでキャンセルになった り、義父母の来訪があったりバタバタとしていました。7月13日から夫が仕事復帰してからというもの、自分の自由になる時間が激減している上に、仕事もい つになく忙しくなったというのもあります。近所のフリーマーケットで、最近ずっと欲しかった発酵カゴ(直径30センチ)をやっと手に入れました。3ユーロの掘り出し物で、大満足です。実際に使ってみるのは残念ながらもう少し先になりそうですが…。

娘は15ヶ月になったのですが、最近になって言葉らしきものを話し始めました。人間が、言葉というものを習得していく過程を体験しています。リンク生き方、更新しています。


2009年5月12日

一昨日が母の日、昨日が自分の誕生日、今日が娘 の1歳の誕生日と、3日間のお祝い続きでした。娘が生まれてもう 早くも一年経ったことには驚きます。母として初めて迎える母の日は、やはりいつにも増して感慨深いものでした。今でも「こんな私が母でいいのかしら」と、 思ってしまいます。何十年という長い間、子供を育て支え続ける(母)親という仕事は、本当に気の遠くなるような長期的な責任のある仕事ですね。頭が下がり ます。私の誕生日には、夫が朝買ってきてくれたパンで、みんなで素敵な朝食をゆったりと楽しみました。(娘もブロッチェンやクロワッサンが大好きなので す。さすがは私の子!)プレゼントは、カードと、夫と娘が二人で買ってきてくれた「Heisse Liebe」(情熱的な愛)という名のお茶!でした。小 さな幸せをしみじみと味わった一日でした。


2009年4月29日

立て続けに起こり続ける日本での幼児虐待・死亡事件のニュースに、先日来ショックから立ち直れません。連日のよ うに詳細が報道され、その内容が明かになる度に身の毛がよだつ思いがします。その陰湿・下劣さには本当に吐き気をもよおします。私自身小さな子供をもって いるせいか、被害を受けた子供たち、そして亡くなった子供たちの気持ちに思いが集中して、涙があふれてどう にもなりません。なぜもっと早く見付けることが出来なかったのかー。これほどインターネットにも情報があふれていて、相談ホットラインや駆け込む先も探せ ばあっただろうに。継父の暴力を前に、実の子がむざむざ殺されるのに何もできない程、女は弱くなってしまうのか・・・。それが悲しいです。たた一つの救い は、「虐待の可能性がある」と通報した近所の普通の人々がいたということです。これ以上、幼い命を無駄することがあってはならないと切に思います。

今日は久々に、Backhausの薪窯でパンを焼いてきました。その件はまた後日お知らせします。


2009年4月19日

「4歳の男児が、25歳の母親と38歳のパートナーに、2.5度の冷水の入った風呂に何度も頭から押さえつけられ水死した」

北海道稚内市で起きた幼児虐待事件の記事を読んで、しばし溢れる涙を止めることが出来なかった・・・。 最も安らぎと安心を与えてくれるはずの母親に、 殺されなければならなかったこの4歳児の運命を思うと言葉もない。外に助けを求めるすべを知らない、そして血を分けたわが子を虐待するのはどういう心理な のか?たとえどんな大きなストレスがあったとしても、大人の人間として助けを求めることは出来たはず。それが出来ない人間は、子供を持つ資格はない。日本 に限らず、世界の各地で似たような事件は起きている。この瞬間にも、どこかで助けを求めている子供がいるのかと思うと身が凍る思いがする。虐待はもとよ り、戦争や貧困・飢餓などで幸せとはいえない状況にある子供が、この世に一人でもいる限り、全ての大人はその事を恥じるべきである。


2009年4月12日Tulpen

美しいドイツの春の到来です!何年住んでいても、その美しさにはため息が出ます。ドイツ人たちはみんな、長い長い冬中今か今かと待ちわびていた 「春」をここぞとばかり思う存分に楽しむのです。その徹底振りと熱心さは、年中太陽に恵まれた日本の人には理解しがたいものですが、ここで冬を過ごしてみ るとその気持ちはよく分かります。「この太陽を今浴びておかなければ、この夏服を今着ておかなければ」と、この春を一瞬たりとも無駄にしたくないという、 執念のようなものですね。晴れている日は、用事もキャンセルして太陽を楽しむのは、ドイツでは当然のことなのです。私自身も、太陽が照っていると外に出た くなり、仕事が手につかなくなるようになって困ったものです・・・。

先日の、北ドイツ旅行は全て上手く行き、無事に帰って来ることが出来ました。無理して行った甲斐がありました。


2009年3月31日

kleidung今 日で三月も終わり。「一月行く、二月逃げる、三月去る」とはよく言ったものですね。ドイツもようやく春らしくなってきました。去年のイースターは雪でした が、今年は暖かくなってくれることを祈ります。先々週娘が風邪を引いたり、珍しく仕事で出張が続いたりと、ここの所また何かと忙しい毎日を過ごしていまし た。明日からは、私一人で北ドイツに2泊3日で出かけます。私が修行したパン屋が近々閉まることになったので、最後にマイスターと元同僚に挨拶して名残を 惜しんで来ようと思っています。その他にも、北ドイツ当時の友人などを久々に訪ねてくるつもりです。娘と夫はうちでお留守番です。飛行機や電車の乗り継 ぎ、レンタカーなど全て上手く行って、無事にみんなと会えますように・・・。
先日、出張先で偶然いいパン屋を見つけました。駅に着いたものの、タクシーの待っているような駅ではなく、地元のタクシーを呼ぶにも番号が分からず・・・ と困っていた所でパン屋が目に付き、藁にもすがる思いで飛び込みました。お腹もすいていたので、パンを買ってパクつきながらタクシー会社の番号を聞きまし た。そうしたら親切にもタクシーを呼んでもらうことが出来ました。食べたパンの味は、「これは違う」と思わせるものでしたし、タクシーを待っている間に商 品をくまなく見てまわってそのレベルの高さが分かりました。家に帰ってお店のサイトをチェックして、お店のポリシーを読んで納得しました。偶然にいいパン 屋を見つけると、本当にうれしくなります!
写真は、この春一番の赤ちゃんフリーマーケットで手に入れた娘用の衣類です。それぞれ確か2ユーロくらいでした!こういうサイズって、それだけでかわいくて何となく「着せ替え人形」の気分じゃないですか!?


2009年3月4日

ドイツではカーニバルの大騒ぎも終わり、やっと微かに春の気配が時々(!)感じられるようにもなりました。最近は公私共に忙しく、何だかあっという 間に一日・一週間が過ぎていく気がします。先日用事で出掛けてたまたま入ったパン屋で、おいしいパンを見つけました。この地域の中規模チェーン店パン屋 で、名前は知っていましたが、全く期待していなかっただけに珍しい驚きでした。しっかり焼き上げられた香ばしいクラスト、しっとりとして噛みごたえがあっ て味わい深いクラム。それだけでご馳走になってしまうパン。そういうパンは、いつ食べてもいいものです。

昨日は、私の娘にとって初めてのひな祭りで した。ちらし寿司も白酒もなしでしたが、日本の両親から届いた「ひな人形」と「ひなあられ」でお祝いしました。娘にとっては、まだ???だったでしょう が、いつの日かよい思い出になる日が来るでしょう。午後からは、私が会員になっている「ドイツパン工業会」の勉強会の一環で、ある町のパン工場を見学に 行ってきました。そのパン屋のパンを食べたことがあったので、予想はしていましたが、やっぱりショックで悲しくなりました。1766年創業の歴史あるパン 屋で見たものは、インスタント・ミックス粉のオンパレードでした・・・。そのパン屋が売れているというのがまた悲しいです。下の日記に書いたテーマに通じ るものです。いいパン屋がつぶれて、安売りミックス粉パン屋が台頭する現実。「何とかせねば」と、これまで以上に焦ります・・・。


2009年2月7日

ショックなことがありましたー。ドイツで私が修行をしたビオパン屋さんが、お店を近々閉めるつもりでいると聞きました。大手のパン屋に押されて経営 が厳しいとは知っていましたが、その段階まで来ているとは夢にも思いませんでした。私が恋したパン屋。修行時代のことを思い出すだけで胸が熱くなってしま う程、思い出がたっぷり詰まったパン屋ー。何と救う手立てがないものかと考え続ける毎日です。これは、私がドイツに来て以来ずっと考え続けている重要な テーマでもあるので、この件に関してはまた改めて書かせてもらうつもりです。
娘の風邪は、おかげ様でもうすっかり良くなりましたが、今度は私の方の調子が悪くなり、ひどいのどの痛みに悩まされています。抗生物質を飲み始めて今日で 5日目。もうそろそろ効いてくれるといいのですが・・・。スッキリはしないのですが、今日は近所に住んでいる友人の誕生日で、ケーキを焼いて持っていくこ とにしています。みちえさんレシピで、Bienenstichkuchenを焼きました。おいしければいいのですが。最近読んだ本「イケてない日本」の感想など、海外に暮らすということに書いています。


2009年1月25日

娘が夜から39.4℃の熱を出し泣き続けたため、昨夜というか今朝5時前まで眠れませんでした・・・。かわいそうだし眠いし、本当に辛い一夜でし た。風邪ではないようですし、頬っぺたも真っ赤にパンパンに腫れ上がって熱を持っています。多分、今ちょうど前歯が出てきているからだと思われます。今日 も一日機嫌は今一つで微熱が続いていました。明日は調子が良くなるといいのですが・・・。

昨日はお昼にピザを焼こうと思い立ち、オーブンを使うならあれもこれもといっそBacktagにしようと決めました。(Backtagとは、パン・ お菓子焼き日のこと。)大抵のドイツ人は無駄なことが嫌いで、私の夫も例に漏れず。ピザだけのためにオーブンを熱するのはもったいないという訳です。オー ブンを予熱するのが節約できると言う名目で結局、天板一枚のピザとライ麦小麦のサワー種パン2個、ナッツのぎっしり入ったミュースリーバーを天板一枚分焼 きました。久々に思 い切り焼いて気分すっきりです。手作りのパンやお菓子って、やっぱり作るのも食べるのも幸せですね。海外に暮らすということ、更新しています。

友人のみちえさんが無事女の子を出産されたと連絡がありました。案心しました。本当におめでとう!!


2009年1月12日

Fenster 1

Q: さてこれは何の写真でしょう?

fenster2

A: 窓に積もった雪。

ドイツでよく見かける天窓に雪が積もったとき、中から見るとこういう感じです。先々週降った雪が、やっと解け始めました。今はまだ残っていてこんな 感じ。窓に雪が積もると私はいつも、冬眠しているクマになったような気分になります。ちょっと閉じ込められたような気分もします。

Ingo und Hannah

Maedchen 

日曜日は、マイナス13度までキーンと冷え切った快晴でした。太陽を浴びねばと家族で散歩に出掛けると、同じような考えのドイツ人で大賑わい。自然に出来た橇遊び場は大混雑。小さな子供達は橇遊びに夢中でし た。来年か再来年の冬は、私達も橇遊びに付き合わされるのかしら・・・などと考えたりもしました。寒くても、太陽の日差を浴びると気分がよくなる気がしま す。太陽には、きっとそういう力があるのでしょうね。去年の秋に日本に帰っていたとき、太陽がさんさんと照っているのに散歩をしている人をほとんど見かけ なかったことを思い出しました。太陽に恵まれてそれが当たり前だと、余りありがたみを感じなくなるのでしょうか?FAQ暮らしと豊かさと、更新しています。


2009年1月9日
遅ればせながらー「明けましておめでとうございます。健康でますます幸せな一年でありますように!」

全く時間の過ぎる早さには驚くばかりです。それだけ私も歳をとったということでしょうか・・・。クリスマス休暇は、予定通り義父母宅で過ごしまし た。往復のICE(電車)での6時間近い移動も問題なく済みました。ただ、娘は今ちょうど人見知りがひどくなって来て、義父母にベビーシッターを頼んでの んびり二人で泳 ぎに行くというのは夢に終わりました。しかも、彼女は水が嫌いで一緒に連れて行くわけにも行かず・・・。あーあ。そして大晦日も娘が熱を出したので、友人 宅での パーティーはキャンセルし家族で静かに新年を迎えました。夫婦交代で娘を抱っこしつつ・・・。親業というのはそういうものですね。ナイショですが、義母の 焼いたチーズケーキが一切れ食べるのにもウンウン言ってしまいそうな程にはげしかったので、大晦日に私の好きなレシピでドイツ式のチーズケーキを久々に焼 きました。やっぱりおいしかったです!元々パーティーにもって行くつもりだったのですが、キャンセルしたため二人でかなり食べ、残りは友人をお茶に招いて 完売しました。
夫が日本旅行記写真など、サイトに載せています。日本を初めて訪ねたドイツ人から見た感想なども、順次アップされるそうです。興味のある方はどうぞ。ただし英語のみです。ドイツのメッセ情報、更新しています。


日記 2007

日記 2008